書道　行書　米芾　蜀素帖　⑩　臨書　用筆・運筆 　Japanesecalligraphy

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蜀素帖後半、前半よりややこなれた印象です。柔らかさをだしつつ、筆の返しは変わらずしっかりしたいと思います。
The second half of Syokusojo is a little more mature than the first half. I would like to maintain the softness of the brush while keeping the brush back firmly.

蜀素帖臨書のポイント：目標
・多彩な用筆。筆圧の変化による抑揚。
・変化に富んだ起筆。露鋒に蔵鋒を交える。
・絶妙なバランスの字形。右上がりと動的な傾き。疎密の変化。
・古法に基づく安定感と痛快さの両立
・俯仰法hugyouhou（線を引く方向に筆管を倒す用筆。掌が伏したり仰いだりするという意味。360度あらゆる方向に筆管が傾く。）
Key Points of Shokusojo writing: Goals
・Various brushes. Intonation by changing pen pressure.
・Variety of writing.Roho is mixed with Zoho.
・Exquisitely balanced glyphs. Rise and dynamic tilt. changes in sparseness.
・Both a sense of stability and excitement based on ancient methods
・Hugyouhou (a brush for tilting the pen in the direction in which the line is drawn. It means that the palm is bent down or turned up. The pen is tilted in all directions.)

米芾beihutu/1051皇祐3年～1107大観1年
中国北宋の書家・画家・収蔵家・鑑賞家・文学者。襄陽 (湖北省) の人。初名は黻hutu、41歳以後芾と改めた。字は元章、号は南宮・海岳外史など。徽宗kisouに仕え官は礼部員外郎となったが、官僚としては大成せず、書画分野で活躍し、優れた鑑識により書画学博士を賜わった。書斎を宝晋斎と号し晋代文人の書画を収蔵した。また奇行が多く米顛・米痴と呼ばれ、さまざまな逸話が生まれた。絵は董源tougenを学び「米法山水」と呼ばれる特徴ある画風を創始した。書は蔡襄saijo・蘇軾sosyoku・黄庭堅kouteikenとともに宋の四大家といわれた。
著書：『宝晋英光集』『書史』『画史』『海岳名言』など
書跡の主要作品：『草書九帖』『行書三帖』など
『蜀素帖』『苕渓tyoukei詩巻』は38歳の時の行書作品。『虹県詩巻』は最晩年の作品。
書は初め顔真卿・欧陽詢を学んだが、行草においては褚遂良・王羲之の影響が大きいとされる。

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